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論理学世界は3つの要素によってフラクタルに構成されている。その閃きは、古代中華世界、古代ギリシャ世界の論理学から訪れた。私はそれを「三元論」と名付けた。すると、私の頭の中の「三元論コンピュータ」はあらゆる事物事象を分解・再構築をし始めた。まるで魔法のように。

三元論コンピュータはエンジンのようなものだ。あらゆる論理学のソフトを自動演算してくれる。そのソフトの中でも、私は「基本ソフト」に位置する3本の作品に注目した。

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>>『閃きの創作ノート 論理学世界への歓迎』、「三元論」の幕より以下抜粋

 

老師:その「論理世界」のコンピュータの事を、ぼくは「三元論」と呼んでいる。

学生:簡単に言うと、どういう構造なんですか?

老師:「三原色」と同じようなものだと思って欲しい。

学生:ふぅん?

老師:この世でぼくたちが「色」として認識する存在は全て「赤・青・黄」の数値によって構成されているだろう?逆に言えば、全ての色は「赤・青・黄」のそれぞれの数値に分ける事ができる。

学生:なるほど、老師が何の「三つ」を想定しているのかは分かりませんけど、とにかくアイデアを「三元論コンピュータ」に放り込むと、「三つ」にパカッと分けられる、または「三つ」を入れると「一つ」にピッとまとまる、そういう事ですね?

老師:うん、そういう事になるね。

学生:それで、その「三つ」というのは何を意味しているんですか?

老師:コンピュータの中には「三つの箱」があるんだ、それは次の通りとなる。

一次元の箱(記憶の箱):見えるもの、形状や色彩、一次元的な点要素

二次元の箱(論理の箱):考えるもの、内容や知識、二次元的な線要素

三次元の箱(関係の箱):関するもの、時間や環境、三次元的な空間要素

老師:「座標軸」をイメージして欲しい、X軸・Y軸・Z軸があってさ、それぞれの数値によって現象や概念を位置づけできるというシステムなんだ。

学生:三元論の「三元」っていうのは、「次元」を意味しているんですね。

老師:そう。

学生:うむ…まだしっくり来ませんね、このコンピュータを使って何が出来るんですか?何か具体的な例が欲しいですよ。

老師:じゃあ、「映画」をぼくの「三元論コンピュータ」に投げ込んでみようか。

学生:へぇ、映画…どうなるんでしょう?

老師:ぼくのコンピュータを通すと、「映画」というエンターテイメントには「三つの箱」があると想定できる、それは一次元的な「明るいか・暗いか」という要素、二次元的な「直感的か・論理的か」という要素、「現実的か・空想的か」という要素、だ。

学生:ほう、それで?

老師:この時、X軸の+(プラス)が明るさ、ー(マイナス)が暗さ、Y軸の+が直感的、ーが論理的、Z軸の+が現実的、ーが空想的、という座標軸を仮定する…すると、どのような映画作品でも位置づけが出来るようになる…君さ、何か思いつく作品はない?

学生:えっと、それじゃあ…フランク・ダラボン監督の『ショーンシャンクの空に』は?

老師:君はあの作品が喜劇だと思う?悲劇だと思う?

学生:死や恐怖の描写もあって暗い部分もありますけど、全体としては一種の希望がテーマになっていますし、終わり方もハッピーエンドです。

老師:それでは「明るい」要素が強い、すなわちX軸をプラスとしよう…では次、物語は直感的だと思う?論理的だと思う?

学生:その「直感的」「論理的」という表現が意味するイメージをもう少し教えて貰えますか?

老師:ランボーが敵軍の真っ只中で機関銃をぶっ放すのは「直感的」だね、直接的な躍動の楽しみを意味している、逆にシャーロック・ホームズが床にある証拠を拾って犯人像を推理するのは「論理的」だね、間接的な思考の楽しみを意味する。

学生:ははぁ、それなら…『ショーシャンクの空に』はアクションではなくサスペンス・ミステリー・ヒューマニズムといった「思考のドラマ性」に焦点が当たっていますから…「論理的」な方でしょう。

老師:では、Y軸はマイナスとしよう…最後、物語は現実的?空想的?

学生:「空想的」というのはSFやファンタジーの物語、現実に存在しない世界描写を意味する、そういう感じですね?

老師:そう、その逆で現実に近い舞台や設定があれば「現実的」だと言える。

学生:それでは「現実的」の方でしょうね、架空の物語ではありますけど、映画の中の世界はリアリティに満ちています。

老師:Z軸はプラスとなったね、これでぼくのコンピュータは『ショーシャンクの空に』の「存在位置」を割り出したよ、「Xプラス、Yマイナス、Zプラス」…「明るく論理的で現実に近い物語」となる。

学生:本当ですね、その「存在位置」というのは非常に適切だと思います…じゃあ、要素を全て真逆にして「暗く直感的で空想上の物語」としたら、どのような映画作品が該当しますか?

老師:それに該当するものとしてはホラー作品が多いと思う。

学生:なるほど…ふむ。

老師:こんな具合にさ、ぼくの脳内の「三元論コンピュータ」は「映画」を次のように分類したり、構築したりしてくれる。

【映画のパターン】

暗く直感的で現実に近い物語:主にアクション

暗く論理的で空想の上の物語:主にサイエンス・フィクション

暗く論理的で現実に近い物語:主にサスペンス、戦争ドラマ

暗く直感的で空想の上の物語:主にホラー

明るく直感的で現実に近い物語:主にコメディ

明るく論理的で現実に近い物語:主にミステリー

明るく直感的で空想の上の物語:主にミュージカル

明るく論理的で空想の上の物語:主にファンタジー

老師:この分類が適切かどうかはさておき、ぼくが言いたいのは「三元論コンピュータ」がそうやって論理学の世界を自動演算してくれるって事なのさ。

学生:作品の位置づけをしたい時にも、これから作品を作りたいって時にも、老師が発案したカテゴリー定義を活用できますね。

老師:ぼくが発案したというより、三元論コンピュータが勝手に弾きだしてくれた結果を、ぼくが言語として出力しただけさ。

学生:これはもちろん、「映画」という分野以外にも適用できるんですよね?

老師:なんだって出来る、「人間」にしてみようか?

学生:人間?

老師:「人間」を「三元論コンピュータ」に放り投げてみる、すると人間には三つの性質を有する事が明らかになる…一次元的な「心地良いか・不快か」、二次元的な「感情的か・論理的か」、三次元的な「展望的か・回顧的か」という性質だ。

学生:ふぅむ…

老師:ここに個別的な事例を当てはめてみよう、たとえば君だ。

学生:私ですか。

老師:君はどういう「存在位置」にあるのか、つまりどのような性質を帯びているのかを判定してみるのさ。

学生:どうなるんです?

老師:君は善良な人間だよ、適切な美徳を備えていて、それを実行している、すなわち君は「心地良い」性質を有する。

学生:では、X軸はプラスって事ですか?

老師:うん、そう仮定しよう。

学生:プラスとマイナスの仮定はどう設定しても構わないんですよね?

老師:そうだよ、別に優劣を示している訳ではないからね。

学生:なるほど、では次は、感情的か、論理的か…私はどうです?

老師:論理的だと思うね。

学生:Y軸はプラス?マイナス?

老師:感情的な要素をプラス、論理的な要素をマイナスと位置付けよう。

学生:思考や感情の動きが大きくて多い方をプラスにした、そんなイメージですね?

老師:うん、今回はそうしよう。

学生:なんだかプラスの方が優れているって印象がありませんか?

老師:気にしないでくれ、これは全てに言える事だよ、三元論コンピュータのプラス・マイナス設定は、「存在位置」を決めるだけの数値に過ぎない。

学生:分かりました、それで私が論理的という事は…Y軸はマイナスですね。

老師:そうなるね。

学生:最後の「展望的」「回顧的」というのは判断が難しいですね。

老師:これは時間的な思考反応の点をイメージしてみたんだ。

学生:というと?

老師:何か問題が起きた時に「これこれ、こうすれば問題が解決するだろう」と未来的な予測をしやすい人か、あるいは「この問題はこれこれ、こういう原因があって起きてしまったのだ」と過去の振り返りをしやすい人か、そういう意味なんだ。

学生:それじゃあ…言い換えれば、「積極的か、消極的か」というイメージですか?

老師:それでもまぁ、間違いではないと思う。

学生:私はどちらでしょう?

老師:君は…どちらかと言えば積極的な方だろうね、問題に対して過去より未来を探る傾向にあると思う。

学生:Z軸は…

老師:プラスって事にしよう。

学生:まとめると、私は「X軸プラス、Y軸マイナス、Z軸プラス」、つまり「心地よく論理的で積極性のある人間」って事になるんですね?

老師:その通りだ。

学生:これは「映画」の時と同じように、8項目に分類できてしまうんですね?

老師:いかにもその通り、さっきと同じように性質パターンの一覧を示してみよう。

【人間の性質パターン】

不快で感情的で積極性のある性質:主に反抗型の人間(反体制的な人)

不快で論理的で積極性のある性質:主に閉鎖型の人間(排他的な人)

不快で感情的で消極的な性質:主に依存型の人間(盲目的な人)

不快で論理的で消極的な性質:主に破壊型の人間(批判的な人)

心地良く感情的で積極性のある性質:主に正義型の人間(勇ましい人)

心地良く論理的で積極性のある性質:主に友愛型の人間(優しい人)

心地良く感情的で消極的な性質:主に奉仕型の人間(慎しみ深い人)

心地良く論理的で消極的な性質:主に研究型の人間(思慮深い人)

老師:X・Y・Z軸の数値を細分化していくと、また無数に性質定義の領域を広げる事が出来るんだけど、最初はこの「8つの分類」でも十分に機能してくれると思う。

学生:「最初は」というのはどういう意味ですか?

老師:ぼくは人間の性質や思考性を今みたいに分解して、「ロボットの心」として再構築する方法論を導き出しているんだ…つまり電子プログラムで人間の感情的反応を再現するに当たって、最初は8項目の分類でも構わないって事なんだ。

学生:より精密な、人間に近いロボットを作りたい時は、更に細分化された分類が必要って事ですか?

老師:そう。

学生:壮大な話ですけど、そんな事が実現可能なんですか?

老師:ぼくは技術世界ではなく論理世界でこれを構築している、技術として実現可能かどうかは専門外だ、ただし論理学的にぼくの考えはなかなか有意義なものであるとは信じている。

学生:ふぅむ…

老師:ちなみに、さっきの「人間の性質パターン」はプラトンみたいに「職業」、すなわち生命活動のパターンと組み合わせる事が出来るんだよ。

学生:というと?

老師:同じように、ぼくの頭の中にある「三元論コンピュータ」に「人間の活動」というものを通した時、次の3つの要素が自動的に出力される。

一次元的要素(X軸):生活改善に役立つものか、害をなすものか

二次元的要素(Y軸):文化向上に役立つものか、害をなすものか

三次元的要素(Z軸):社会運営に役立つものか、害をなすものか

学生:これは分かりやすいですね。

老師:もう同じ流れで君も分かると思う、この次はどうしたら良い?

学生:プラスとマイナスを仮定、8項目を算出する、こういう流れですね。

老師:そう、それで「生命活動の8項目」と「人間の8つの性質」を次のように関係させる事ができる。

【生命活動の8項目と人間の8つの性質との相関関係】

生活改善×・文化向上×・社会運営◯:反抗的な心で強者をくじく活動→反体制的な性質を持つ人間が得意とする活動分野

生活改善×・文化向上◯・社会運営◯:閉鎖的な心で規律を固める活動→排他的な性質を持つ人間が得意とする活動分野

生活改善×・文化向上×・社会運営×:依存的な心で何かを崇拝する活動→盲目的な性質を持つ人間が得意とする活動分野

生活改善×・文化向上◯・社会運営×:破壊的な心で伝統を崩す活動→批判的な性質を持つ人間が得意とする活動分野

生活改善◯・文化向上×・社会運営◯:正義の心で秩序を守る活動→勇ましい性質を持つ人間が得意とする活動分野

生活改善◯・文化向上◯・社会運営◯:友愛の心で公平さを保つ活動→優しい性質を持つ人間が得意とする活動分野

生活改善◯・文化向上×・社会運営×:奉仕の心で弱者を助ける活動→慎み深い性質を持つ人間が得意とする活動分野

生活改善◯・文化向上◯・社会運営×:好奇の心で知恵を広げる活動→思慮深い性質を持つ人間が得意とする活動分野

学生:これってかなりユニークな理論体系だと思います、まるで魔法じゃありませんか。

老師:もっと無理難題を言ってくれても良いんだよ、もうひとつぐらい、何かとんでもない命題を突きつけて欲しいね。

学生:それなら…今、私が言った「魔法」はどうですか?そんなキーワードでも「三元論コンピュータ」は分解と再構築を可能にするんですか?

老師:魔法ね…問題ないよ、じゃあこうしよう、「X軸は強弱、Y軸は速度、Z軸は範囲」…8タイプは次の通りだ。

【魔法のパターン】

強烈で素早く広範囲に影響する魔法:敵方攻撃型の魔法に多い(サンダガ)

強烈で素早く局所的に作用する魔法:味方蘇生型の魔法に多い(アレイズ)

強烈で穏やかに広範囲に影響する魔法:味方回復型の魔法に多い(ケアルガ)

強烈で穏やかに局所的に作用する魔法:攻撃吸収型の魔法に多い(ドレイン)

微弱で素早く広範囲に影響する魔法:味方支援型の魔法に多い(プロテス)

微弱で素早く局所的に作用する魔法:攻撃反射型の魔法に多い(リフレク)

微弱で穏やかに広範囲に影響する魔法:効果促進型の魔法に多い(ポイズン)

微弱で穏やかに局所的に作用する魔法:敵方即死型の魔法に多い(コンフュ)

学生:カッコ内にある魔法は例ですね?RPGゲームシリーズ『ファイナルファンタジー』に登場する常連魔法ですよね?

老師:うん、幾つかの作品をプレイした事があるから引用をしてみたんだ、プレイヤーなら何となくイメージできると思って。

学生:だいたい的を射ていると思いますよ。

老師:思いつきの分類だけど、まずまず良さそうだね。

学生:「魔法」を「超能力」「アイテム」「戦略」のように変えても、そのまま使えそうですよね。

老師:そうだね、ロールプレイングゲームやファンタジー作品に適用できそうな定義だ。

学生:それならもうひとつだけ…「暴力」「殺人」「法律」はどうですか?昨日、アメリカの推理ドラマ『刑事コロンボ』と『メンタリスト』を鑑賞していたんです。

老師:「法律」ね、それなら「法律」を「ルール」と変換しよう、おそらく「ルール」もそのままさっきの「魔法」の8パターンに転用できると思う。

【ルールの8パターン】

強烈で素早く広範囲に影響するルール:国家規模の最高法規(憲法、条約など)

強烈で素早く局所的に作用するルール:国家規模の一般法規(法律、政令など)

強烈で穏やかに広範囲に影響するルール:地域規模の最高法規(法令など)

強烈で穏やかに局所的に作用するルール:地域規模の一般法規(規則など)

微弱で素早く広範囲に影響するルール:都市規模の最高法規(都市条例など)

微弱で素早く局所的に作用するルール:都市規模の一般法規(通達など)

微弱で穏やかに広範囲に影響するルール:集団規模の最高法規(合意など)

微弱で穏やかに局所的に作用するルール:集団規模の一般法規(約束など)

老師:「暴力」「殺人」については「犯罪」という概念にまとめて考えてみよう、こんな具合でどうだろう。

【暴力/殺人/犯罪の性質パターン】

意図的かつ不条理で広範囲に及ぶもの

意図的かつ不条理で局所的なもの

意図的かつ合理的で広範囲に及ぶもの

意図的かつ合理的で局所的なもの

偶発的かつ不条理で広範囲に及ぶもの

偶発的かつ不条理で局所的なもの

偶発的かつ合理的で広範囲に及ぶもの

偶発的かつ合理的で局所的なもの

老師:ぼくの考えでは、意図的であるほど、不条理であるほど、広範囲であるほど、その刑罰は凶悪なものとして重い罰を下すべきだ。

学生:つまり、さきほどの分類の十番が、そのまま刑罰の重さに相当する?

老師:そうだね、ぼくだったら上位項目の犯罪にもっとも重い刑罰を下すね、そして下位項目ほど軽くする。

学生:ここまで来たらもうひとつぐらい…これで最後にします、「料理」、これはどうです?料理は味や形式が多彩ですから、綺麗に3つの要素・8つのパターンに分けるのは難しいんじゃないですか?

老師:問題ないよ、すぐに再構築可能な分類を作成できる、もっともシンプルなものとしては次の通りだね。

【料理のパターン】

熱く味が濃く複雑な調理により完成する料理

熱く味が濃く簡単な調理により完成する料理

熱く味が薄く複雑な調理により完成する料理

熱く味が薄く簡単な調理により完成する料理

冷たく味が濃く複雑な調理により完成する料理

冷たく味が濃く簡単な調理により完成する料理

冷たく味が薄く複雑な調理により完成する料理

冷たく味が薄く簡単な調理により完成する料理

老師:「温度・味・調理方法」を3要素に凝縮したけど、それぞれの項目の数値を更に細分化するとパターンに精密さが増すと思う。

学生:8パターンの大分類でも、この世の全ての料理をシンプルに定義分けできますよね。

老師:そうなるね。

学生:実に興味深いですよ、これは凄まじい論理的発明じゃありませんか?こういうものは老師の頭の中でパッと思いつくんですか?

老師:一瞬で思いつくね、こんな事は幾らでも出来る、「三元論コンピュータ」が勝手に自動算出してくれるんだ。

学生:世紀の論理学的発明では?

老師:古代から既に完成されていた論理的部品を組み合わせて作ったのが「三元論コンピュータ」だから別にユニークではないと思うね、オリジナルの論理的発明を行なった孔子やソクラテスこそが偉大だよ。

学生:オリジナルでなくても面白いですよ、さっきの調子で考えていけば有効なシステムやルールを生み出せるんじゃありませんか?

老師:さっきも言ったけどね、こういうふうに「三元論コンピュータ」を使ってパッと量産できる「ソフト」が適切なものかどうかは分からない、そしてそれを実際に検証してみようという気もぼくにはない、またこれを使って社会的に成功しようとか、利益に繋げようとかいう野心もまるでない。

学生:もったいない話ですね、それじゃあ老師は何に興味と心血を注いでいるんですか?

老師:ぼくは「単体のソフト」ではなく「基本ソフト」の構築に興味がある。

学生:具体的に言うと?

老師:「基本ソフトの論理的作品」を、ぼくは大きく三つに分けている、ひとつはさっき言った「ロボットの心を運営する為の基本ソフト」だね、次は「社会を運営する為の基本ソフト」、そして「人間の心を運営する為の基本ソフト」だ。

学生:言い換えれば、老師は「人工知能の基本概念」「社会システムの基本概念」「倫理学の基本概念」を作ろうとしているんですか?

老師:そう、三元論コンピュータを使ってね。

学生:どこまで完成しているんですか?

老師:8割方は完成しているよ。

学生:その話もしてくれるんですか?

老師:それはもう少し寄り道をしてから、君に話すよ。

学生:老師はたったひとりで論理学世界の旅をし続けているんですね。

老師:そうだね。

学生:苦しくはありませんか?

老師:苦しい事も多いさ、肩書きも経済的保障も誰の支援もなく、来る日も来る日も思考実験を繰り返している…とは言え、ぼくは一種、自分の魂にとってもっと安らぎのある道に転がり込んだとも言えるんだ。

学生:というと?

老師:『ソクラテスの弁明』で、ソクラテスがこう言うんだ、「他人を抑えつけるよりも、自分自身を出来るだけ善い人間にする方が遥かに立派で、ずっと容易な事なのだ」ってね。

学生:自分の魂を磨く旅が、公共の中で魂を削る旅よりも、ずっと楽?

老師:ぼくにとっては、そうなんだ。

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*UPDATE 2019/03/07 書籍『閃きの創作ノート 論理学世界への歓迎』執筆編纂中

*UPDATE 2019/03/07 上記作品の一幕 「三元論」の制作画面をYouTubeへ投稿

*UPDATE 2019/03/09 Google社から「君のサイトの文字はモバイルでは小さ過ぎるぜ」と通知された為、本サイトを突貫改装工事